食品業界も人手不足。

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食品業界で営業職をしていました。

よく納品先のお客様に

「働く人がおらんから誰かおったら紹介してくれ。」

と言われていました。

その場では

「はあ、わかりました。でもなかなかいないですよ。」

って軽く返事していましたけど、心の中じゃ

「こんな働く選択肢の多い世の中で過酷な労働環境を選ぶ人なんかおらんやろ。」

と思っておりました。

当然でしょう。アルバイトですらブラックバイトの環境としてよく挙げられていますし、社員・契約社員なんかだと拘束時間も半端なくその多くはサービス残業は当たり前。夏場の厨房は地獄のように暑く、冬場の水洗いは手が荒れる。保険ですら自分でかけないとダメな職場だって少なくない。また拘束時間が長いが故に環境が閉鎖的で人の噂話が大好きな人も多くメンドくさい。

そして普通の職場では単純に上司と部下でしかない人間関係も、師匠が白と言えば黒も白となるような意見の言えない職人独特の師弟関係が存在したり、、、そうなると会社の中で切磋琢磨して新しいものを作ると言う環境は生まれにくいので旧態依然とした環境が蔓延ってしまう。(もちろん経営者目線で仕事をされておりそうでない人もたくさんいらっしゃいますが)

最近では慣れてしまいましたが、10年前にこの業界に入ってきてあまりの考えの古さに吐き気がしたものです。そしてこんな環境は10年前のままです。

こんなキラキラした所の無い就業環境なんて誰が働きたいと思う?

もう遅きに失した感はありますが、今からでも自分たちで築き上げてきたこんな環境は自分たちで変えていかないとずっと人材不足のままだと思います。

P.S.これを書いていたら小説でも書けそうなくらいいろんなエピソードが浮かんできたのでやっぱりひどい環境なんだろうな、と思った年の初め。

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